双子や三つ子などの多胎児を育てる家庭が、悩みや情報を共有し、地域でつながる「リバーサイドツインズ」。
子育てにはさまざまな悩みがありますが、多胎育児だからこその困りごともあります。そんなとき、同じ経験をしている人だからこそ相談できること、分かち合える悩みがあります。
今回は、リバーサイドツインズの活動や、双子育児を支え合う「つながり」の大切さ、そして双子を育てる楽しさについてお話を伺いました。
一人で抱え込まないために
リバーサイドツインズは、中央区の「ツインズクラブ」で知り合った双子ママたちが、中央区・江東区周辺の双子や多胎育児をサポートしたいと、2020年5月に立ち上げたサークルです。
一人で二人のお子さんを連れて出かけたり、二人のお世話を同時にしたりする中で、「一人で育てるのは厳しいな」と感じるときもあるそうです。
ただ、身近に双子育児をしている人がいるとは限りません。大変さをなかなか分かってもらえず、一人で抱え込んでしまうこともあるといいます。
だからこそ、つながり、解決に向けて意見交換できる場所が必要だとお話しされていました。

双子だからこそ、聞きたいこと、分かち合いたいこと
同じように双子を育てている人とつながることで、日々のちょっとした困りごとや工夫について相談することができます。
例えば、保育園探しでは、「双子用ベビーカーを園内に置かせてもらえるのか」「置けるとしたら屋根のある場所なのか」「何歳児まで置いておけるのか」といった、双子ならではの気になることもあります。
ほかにも、双子を育てるうえでの工夫を聞いたり、育児の悩みを相談したりすることも。子どもの成長とともに悩みも変わっていくからこそ、その時々で経験した人の話を聞けることが心強いといいます。
必要な情報を得られるだけでなく、「同じように悩んでいる人がいる」と知ることも、一人で抱え込まないための支えになっているのだと感じました。

声にすることから、つながりが生まれる
お話の中で印象に残ったのが、「自分たちも双子ママになって初めて分かることばかり。産む前と産んだ後の世界は全然違った。自分から周りに発信していかないと到底分からない。」という言葉でした。
困っていることがあっても、周りの人が気づいてくれるとは限りません。必要なときに助けてもらうためにも、まずは自分から伝えることが大切だといいます。
そして、自分が困っていることは、ほかの誰かも同じように困っているかもしれない。
だからこそ、一人で抱え込まず、困っていることや悩んでいることを声にできる場所をつくっていきたいとお話しされていました。
そのためにリバーサイドツインズが大切にしているのが、まずは「こういう場所がある」と知ってもらうことです。
Instagramや公式LINEで情報を発信したり、児童館にチラシを置いたりして、双子や多胎児を育てる家庭に活動を届けています。
実際に参加するかどうかは、それぞれ。それでも、「こういう場所がある」と知っていれば、困ったときや必要になったときにつながることができます。
「一人だけで孤育てをするのではなく、一緒に子育てできる環境をつくっていく」
そのためのつながりを地域の中につくることが、リバーサイドツインズの活動につながっています。
二人だからこそ見られる、双子育児の楽しさ
ここまで双子育児ならではの悩みや大変さについて伺ってきましたが、お話の中では、双子だからこその楽しさについても聞くことができました。
同じ年齢の二人が、一緒に遊び、ときには喧嘩もしながら育っていく。年齢差のあるきょうだいとはまた違い、親友であり良きライバルとして逞しく成長していく姿を見られることも双子育児ならではの楽しさのひとつだそうです。

「一人じゃない」と思えるつながりを
今回の取材を通して、双子育児ならではの大変さや、日常生活での困りごとがあることを改めて知りました。
一方で、お話を聞きながら感じたのは、それだけではありません。
双子に限らず、子育てをしていれば、子どもの成長とともに悩みも変わっていく。そのたびに親も悩み、周りの人に頼ったり、誰かの経験を聞いたりしながら、子どもと一緒に成長していくのかもしれません。
そして取材を通して何度も感じたのが、「孤立してほしくない」というメッセージでした。
困ったときに話せる人がいる。同じ経験をした人に相談できる。そして、必要なときにつながれる場所がある。
今はまだ子育てをしていない私自身も、いつか育児をする立場になったとき、「困ったときには、ここにつながれる」と思える場所が身近にあることは、大きな安心になると感じました。
多胎サークル・リバーサイドツインズ
開催日時:不定期(隔月の土日開催)
開催場所:多世代交流スペース はまるーむ(中央区日本橋浜町3-40-3)、中央区立こども発達支援センターゆりのき(中央区明石町2−12 中央区保健所等複合施設)
問合せ先
管理部法人経営課
電話:03-3206-0506
FAX:03-3206-0601
メール:hojinkeiei(at)shakyo-chuo-city.jp
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