毎月第3金曜日、はまるーむで開催されている無料相談窓口「なのはな相談所」に伺いました。
「相談所」と聞くと少し身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はとても温かく入りやすい雰囲気。
予約不要、出入り自由なので、ふらっと立ち寄れる居心地のよさが印象的でした。

暮らしの専門家が身近にいる安心感
なのはな相談所には、看護師、キャリアアドバイザー、終活アドバイザー、行政書士、司法書士など、さまざまな“暮らしの専門家”がそろっています。
健康のこと、お金のこと、仕事のこと、親の介護や将来への不安など、「誰に相談したらいいかわからない」と感じるような悩みを、気軽に相談できる場所です。必要があればそれぞれの専門家へとさらにつなげてもらえるため、自分ではどこに相談したら良いのか分からないときに、心の拠り所になります。
自分にも子どもにも親世代にも役立つセミナー
毎回テーマを決めたセミナーも開催されており、この日のテーマは「目の話」。
講師は終活アドバイザーの海老原さんです。
これまで多くの高齢者と接してこられた経験や、ご自身の体験も交えながら、ご本人だけでなく、お子さんやお孫さんにも役立つ「目を大切にするためのお話し」をしてくださいました。
子どもがスマホやタブレットを見るときの注意点や、目を休ませるコツ、簡単にできる目の体操など、今日から実践できる内容が盛りだくさん。
特に子育て世代の私にとっては、「子どもの目、大丈夫かな?」と気になっていたことへのヒントもたくさんあり、とても勉強になりました。
セミナーのテーマは相談内容などを元に毎回違ったテーマで開催されています。セミナーを聞くことで「あ、そういばこれも聞いてみたかった!」と新たな相談にもつながるかもしれません。

「なんとなく不安」でも相談していい場所
なのはな相談所の魅力は、相談内容がはっきり決まっていなくても利用できることです。
「最近なんとなく心配」 「将来のことを考えると不安」 「誰かに少し話を聞いてほしい」
そんなモヤモヤした気持ちでも、気軽に話を聞いてもらえます。
子育て中の方、仕事と家庭の両立に悩む方、おひとりで暮らしている方、親御さんのことが気になり始めた方など、年代を問わず利用できるのも嬉しいポイントです。
実際に訪問することが難しい場合には、電話相談も行っています。
地域のつながりが自然に生まれる場所
取材当日も、ご高齢の友人同士でお買い物帰りに立ち寄られ、「久しぶりですね〜」 「今日はどちらへ行かれたんですか?」と、和やかな会話が自然に広がっていました。
相談所とは別で開催している70〜80代の一人暮らしの方を中心とした「なのはな会」では、近所の皆さんと食事に出かけたり、交流を楽しんだりする活動も行われています。
“相談する場所”であると同時に、“人とつながれる場所”でもあるのだと感じました。

新たに始まる「グリーフケア」
さらに、看護師の二村さんによるグリーフケアの会すみれが、8月5日からツキチカ!でスタートするそうです。
グリーフケアとは、大切な人を亡くした悲しみを抱える方が、少しずつ前を向いて歩んでいけるよう支える取り組みです。
二村さんは「その方が自分らしく歩み出してほしい」とお話しされていました。身近な人との別れを経験したとき、安心して気持ちを話せる場所があることは、とても心強いことだと思います。
「自分らしく生きたい」を支える想いから
なのはな相談所は、もともとシニアのキャリアアドバイザーとして活動されていた代表西村さんが、2019年に立ち上げました。
「定年後が不安」 「まだ働けるのに居場所がない」 「自分らしく生きていきたい」
そんな声にもっと応えたいという強い想いが、この場所の原点になっているそうです。
お子さん連れでも安心。気軽に立ち寄れる場所
平日の開催ではありますが、お近くの方はぜひ一度足を運んでみてください。
はまるーむにはおもちゃも用意されているため、小さなお子さん連れでも安心して利用できます。
「相談するほどでもないかも…」と思っている小さな悩みこそ、誰かに話してみることで気持ちが軽くなることがあります。
仕事との両立について、お子さんやご自身の健康について、家計について、親についてなど、ちょっとした不安の相談にのっていただける場所です。
お茶を飲みに行くような感覚で、ちょっと立ち寄ってみたくなる――そんな温かさに包まれた場所でした。
なのはな相談所
毎月第3金曜日 13時半~16時半
会場:多世代交流スペース はまるーむ(東京都中央区日本橋浜町3-40-3)
問合せ先
管理部法人経営課
電話:03-3206-0506
FAX:03-3206-0601
メール:hojinkeiei(at)shakyo-chuo-city.jp
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